はじめに
正直、何番煎じかわかりませんが…… BBSakura Networks の親会社である BBIX では、今年の新卒メンバーがCCNA(Cisco Certified Network Associate)試験の取得に取り組んでいます。 本記事では、私自身の学習経験をもとに、これから受験を検討している方や、同じような立場の方に向けて、使用した教材・勉強方法・試験当日に気づいたことなどをまとめてご紹介します。 少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
使用した教材
インプット教材:Udemy CCNA最短合格講座(動画学習サイト)
- メリット
初学者にも分かりやすい構成で、体系的に学習できる
動画形式のため、業務の合間や通勤時間など、スキマ時間を活用できる
- デメリット
音声中心の学習スタイルが苦手な方にはやや不向きかもしれません
アウトプット教材①:黒本(徹底攻略 Cisco CCNA 問題集)
- メリット
試験範囲を広く網羅しており、本番形式に近い問題が多数収録されている
詳細な解説により、理解を深めながら学習を進められる
- デメリット
ボリュームが多く、継続的に取り組むにはある程度の計画とモチベーション管理が必要です
アウトプット教材②:Ping-t(試験対策サイト)
- メリット
「コマ問」が優れており、シミュレーション問題への対策に最適
基礎知識から応用問題まで幅広く取り扱っており、繰り返し解くことで実践力が身につく
- デメリット
UI面にやや改善の余地があり、不正解問題の記録が残らない、コマンドの一字一句に厳密な正解を求められる等、使い勝手に注意点があります
※私はPing-tの無料問題はあまり使用しませんでしたが、有料版含め評判は良好です。
勉強法
- Udemyでインプット学習
- 黒本を一通り解く(途中で挫折しそうに)
- 重要そうな分野を中心に復習
- Ping-tのコマ問でシミュレーション対策を実施
実際には、黒本の分量の多さに圧倒され、全体を網羅できたとは言い難い状況でした。 私の場合、ステップ1と2に約半年をかけてしまい、逆にステップ3と4には2週間ほどしか時間を割けませんでした。 もう少し計画的にバランスよく取り組めていれば、より確実に合格できたと感じています。 黒本の代わりにping-tの無料問題に取り組むことでコストを節約することが可能です。
試験を通じて感じたこと
特に重点的に復習すべき分野
OSPF
STP
これらのトピックでは、以下のような知識が求められました。
ネゴシエーションのプロセスの理解
各設定コマンドの動作と意味
showコマンド出力の読み解き
この辺りを完璧にしておくとかなり余裕が持てると思います。とはいえCCNAは出題範囲が広いため、特定分野だけでなく全体的にバランスよく復習しておくことが大切だと感じます。
当日の注意点
当日はテストセンターで受験しました。試験は自宅からのオンライン受験も可能ですが、厳格な監視体制があるため、人によっては集中しづらく感じる場合もあるようです。以下気になった点を箇条書きにしてみました。
一度解答した問題には戻れない仕様
- 解答時は慎重に選択肢を検討する必要があります
シミュレーション問題は選択問題の合間に数問出題され、結構難しい
コマンドの知識と手順の理解が必要です
時間をかけすぎるぐらいなら飛ばしてしまいましょう
Ping-tのコマ問をしっかり解いておくと、こうした問題への対応力が向上します。
おわりに
BBSakura では、Cisco機器を使った検証環境やラボ環境が整備されており、ネットワーク技術を身につけることが可能です。 資格取得に関しても、実務と並行しながら無理なく学習できるようサポート体制が整っています。
技術を学びたい方、ネットワークインフラに興味がある方にとっては、非常に恵まれた環境だと感じています。
BBSakura では現在、ともに学び・成長していける仲間を募集しています。 興味のある方はぜひご連絡ください!