Findy Team+ 導入してからの フロントエンドチームの開発改善について

Findy Team+ 導入してからの フロントエンドチームの開発改善について

1. はじめに

はじめに こんにちは、BBSakura Networks 株式会社(以降 BBSakura) で OCXのフロントエンドを開発しているソンと申します。 BBSakuraのフロントエンド開発では、チームで協力しながら開発を進めています。

その中で以下のような課題を感じており、改善に取り組みました。

  • 開発状況が感覚ベースで語られ、定量的に把握できていない
  • GitHubの運用ルールが統一されてない
  • PR(Pull Request)レビュアーの偏りがあり、レビューが遅れることがある

本記事では、これらの課題を解消するために、 Findy Team+ を導入してチームで開発生産性を向上できた取り組みを共有いたします。


2. Findy Team+ とは?

Findy Team+ は、開発生産性を向上させるためのツールとなります。

  • GitHubでの開発状況(PRの作成、レビュー、マージなど)を可視化
  • チームの改善サイクルを回すためのデータを提供
  • 振り返りやボトルネックの特定に役立つ

これにより、チームの開発体験そのものを見直すきっかけになりました。


3. チーム課題

GitHubの使い方がチーム内でルールが統一されてない状況

メンバーそれぞれ、PRの作成時に「Draft」機能を活用するかどうかが人によって異なっており、使用するメンバーと使用しないメンバーが混在していました。 また、レビュー依頼の方法も統一されておらず、PRのコメント内でメンションを使う人もいれば、Slackで別途依頼する人もいるなど、対応がバラバラな状態でした。

特定メンバーにレビュー依頼が集中し、レビューが遅れる

レビュー依頼が特定のメンバーに偏る傾向があり、その結果としてレビュー対応が遅れるケースも発生していました。 レビューの負担が一部のメンバーに集中することで、対応までに時間がかかってしまったり、チーム全体の開発スピードにも影響が出る場面がありました。

実際に、Findy Team+のメトリクスを確認してみたところ、 レビューまでの平均時間が長かったり、PRの滞留数が多かったりと、数値的にも開発の生産性があまり良くない状態であることを確認できました。

感覚として抱えていた課題が、数値やグラフを通じて明確に確認できたことで、具体的な改善へ取り組むきっかけとなりました。


4. 課題への取り組み

Findy Team+の導入と共に、フロントエンドチームでは以下のような取り組みを行いました。

  • 開発開始からの時間を計測するため、ブランチ作成の初期段階に空コミットが入る仕組みを運用
  • PRのOpenタイミングを明文化(レビュー依頼する段階にルール化)
  • レビュアーは全員が対応できる体制を意識
  • PR作成・レビューのSlack通知で反応速度を向上
  • チーム定例MTGでの定期的な振り返りの時間を確保

5. 導入後、チームの変化

導入から4ヶ月で、以下のような成果が見え始めました。

可視化されたメトリクス

  • サイクルタイム(PRの最初のコミットからマージまでの平均時間):370時間減少
    サイクルタイムのグラフ。2024/12/1 から 2025/4/1 にかけて、時間が約半分に減っている。
  • オープンからアプルーブまでの時間:60%改善
    オープンからアプルーブまでのグラフ。2024/12/1 から 2025/4/1 にかけて、60%改善されている。

チーム内の変化

  • レビューの担当が特定のメンバーに偏ることが減り、チーム全体でバランスよくレビュー対応できるようになりました。
  • 自分のPRへの反応が早まり、フィードバックの質も向上
  • 振り返りを通じて、継続的な改善サイクルが生まれた

6. まとめ

Findy Team+ の導入によって、フロントエンドチームでは「見える化」と「ルールの明確化」を通じて、チーム開発全体のスピードと体験が大きく改善されました。

チーム全体が前向きに開発に取り組めるよう、これからも継続的に働きやすい環境づくりに取り組んでいきます。💪