チームで勉強会を始めてみたらプロジェクト改善につながりました

はじめに

この記事は BBSakura Networksアドベントカレンダー2025 の19日目の記事です。

BBSakura Networks の鐘ヶ江です。 普段は親会社のBBIX側に関わるお客様向けシステムの開発を担当しています。

我々のチーム内では今年の秋ごろから勉強会をはじめ、その結果プロジェクト改善につながるようになりました。

今回は何をきっかけに勉強会を始め、どうプロジェクト改善に繋がったのか。
勉強会を今後も継続していくために意識したいポイントについて書いてみたいと思います。

勉強会を始めたきっかけ

今年度から基幹システム開発のプロジェクトにジョインしました。まずは現状を知るためにと資料を漁ったものの、ふんわり作りたいもののイメージはあるものの、特に現状を知れるものについて形あるものが何もない状態でした。

そこで、元々参加したいた若手メンバーに直接聞いてみると、今の業務や課題について自分の言葉で説明してくれるんですよね。

つまり現状や課題感を咀嚼し理解できる能力はあるものの、アウトプットの仕方やそもそも必要性を知らないのだと考えました。

恥ずかしながら自分もこのとき、具体的な説明がうまくできませんでした。😅
改めて今までやってきたことを言語化して伝えられるようになりたいと思い、勉強会という形で相互に成長できる機会を作れるとイイナと考えました。

勉強会を開催してみた

最初の勉強会は、いきなり「要件定義とはなんたるか」「どんなアウトプットがあると良いか」を資料にまとめて、私が一方的に喋る形で研修ライクにやってみました。

振り返ると勉強会の内容は反省点しかありません。かなり教科書的な内容だし、具体例もない話だったので聞き手はあまりピンときていなかった印象でした。

ただ、ここで「勉強会という文化」をスタートするきっかけは作れたし、また初回からパートナー会社の新卒の方にも参加してもらい、横のつながりも作るきっかけができたのは良かったです。

パートナー会社の新卒の方からはベテランから出るような質問が飛んできて来てアワアワしました。💦
日頃から業務やエンジニアの仕事について俯瞰されていて素晴らしいですね。

その後は、具体例が足りなかった部分を補うために、今のプロジェクトを振り返る場を作りました。資料の話もそうだけど、「今のプロジェクトってぶっちゃけどう?」をみんなで話し合う時間です。

振り返りの中では、若手メンバーから「どんな資料があると良かったか」を気にしてくれるようになりました。

最初の勉強会はピンときてないと思いつつも、結果的に資料づくりの必要性について少しでも考えてもらうフックにはなっていたんだなと感じました。

合わせて、フォルダ管理のルールや課題管理のルールなど、なんとなく進んでいたけど本当は全員が見直したかったところも合わせて見直すことができ、勉強会きっかけではじめたところからプロジェクト改善にまでつながったのは良かったです。

このように1つのきっかけから掘り下げ、どんどん枝を広げていけると地道ながら成長していける実感を得られました。

勉強会を継続するために意識したいこと

まだ始めたばかりですが、継続していくために過去の経験も踏まえ必要だと感じたことが3つあります。

1. テーマの選び方、きっかけを腐らせず、テーマの枝を増やしていく

テーマ選びの1つのやり方として、実務を振り返り「いま我々に何が足りないのか」をみんなで分析して、そこを学びのテーマにすること。さらに1つのきっかけからどんどん枝を増やしていくように、学びを広げていくことが重要と感じました。

今回の例でいうと、資料作りの重要性について説明し、次に実務ではどんな資料があると良かったかをみんなで振り返ってみる。

その後資料1つ1つにフォーカスしてどういった目的でどんな内容で作ると良いかを学ぶ、作ってみる。といった感じで掘り下げていいくイメージです。

2. アウトプット中心の勉強会をメインにする

例えば初回に実施した研修ライクなものや輪読会のように座学だけのインプットは体系的な知識習得には有効です。ただし、一方向的な座学では、特に若手にとって「学んだ知識をどこで活かすのか」という実務との結びつきがつかみにくい傾向があります。その点、アウトプットメインの方が楽しんで参加してもらえ、実務での活かし方のイメージをつけてもらいやすい感触がありました。

例えば我々の開催してきた勉強会では、AIの使い方に関するTipsをLT形式で共有してみたり、コードを書いてみたり、進め方を振り返って「こうすれば良かったよね」を話し合ったり。実体験に沿った「楽しい勉強会」の方がイメージも湧くし、勉強会を継続したいモチベーションに直結すると感じています。

生成AI活用Tips共有のLT会の様子は澁谷さんが記事にしてくれました。 blog.bbsakura.net

3. 定着するまでは旗振りが必要

過去に別の組織で勉強会を主催していた経験では、持ち回りでテーマを決めたこともありましたが、モチベーションに差があって定着しなかった経験があります。今回は自分が始めたことなので、自分が引っ張ってモチベーションをマネジメントする時期だと思っています。参加者が勉強会に前向きに参加してくれる。「こんなことやりたい」を自発的に提案してくれる状態をまずは目指していきたいです。

おわりに

現在はパートナー会社さんと合同の勉強会とチームとしてのPJ振り返りと勉強会を月1ずつゆるく実施しています。

正直勉強会の維持は難しいです。自分も経験ありますし、自然消滅してしまった組織も多いと聞きます。

目標は、参加者が自発的に勉強会に参加してくれるようになること。チームの文化にしていくこと。組織を横断したつながりを勉強会きっかけで増やしていくこと。です。

またどこかでその後を書けるといいなと思ってます。