この記事は BBSakura Networksアドベントカレンダー2022 の7日目の記事です。
先日のInternet week 2022でのIP Meetingにて
少し前までは「本当に怖い怖いIP Meeting」と思っていたのですが、自分も年を取り気がついたらオーディエンスの方が若い人が多くなっている昨今、自分がしっかり伝える立場になったのだなと改めて思った次第です。
ここに「IGF2023を睨み、情報社会のいろんなことを語ろう」というタイトルで私もパネリストとして出演しました。メンバーは
江崎 浩さん(JPNIC理事長)
小林 茉莉子さん(株式会社メルカリ mercari R4D リサーチャー)
西潟 暢央さん(総務省総合通信基盤局電気通信事業部データ通信課長)
加藤 幹之さん(IGF2023に向けた国内IGF活動活発化チーム チェア)
前村 昌紀さん(一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター 政策主幹)
福智 道一(BBIX専務取締役)
とても豪華なメンバーで「何で福智さんここにおるんや?」とおもった人も多かったと思います。
自分でも何でだろう??と思ったぐらいですので。
呼ばれた理由を推測しますと、最近ウクライナ事情などでインターネット周りでいろんなことが起こったことやスプリンターネットなどの話題が盛り上がってる中、IX事業者としての視野角でインターネットがどう見えるのか何か話してほしいという感じかと思います。
そもそもインターネット・ガバナンスって何やねん
https://www.nic.ad.jp/ja/governance/about.html
このJPNICの解説に詳しくのっていますが、要は
- 「ガバナンス」と聞くと企業統治とかを思い出すけど
- インターネットはマルチステークホルダーによって構成されているし
- 単一の管理機構がなく中央集権的にルールを決めていない
- それゆえインターネットが健全に運営されるためには、 通信プロトコルの標準化、 統一された識別子の管理分配方法をはじめとした、 インターネット全体で共有されるルール策定が重要
ということなんですよね。
インガバを語る上で私が大好きな言葉と絵
We reject kings, presidents and voting.
We believe in rough consensus and running code.
(Internet Engineering Task Forceより)
この言葉と
この絵 (https://www.icann.org/en/system/files/files/ecosystem-06feb13-en.pdf)
本当、これに尽きるよねー
んで、IGF(Internet Governance Forum)ってなに?
ここは、IW2022でのあおちゃんのプレゼンをそのまま貼り付けますね。
総務省のある方に言わせるとIGFは、
「もちろん格式高い議論もありますが、いろんな人がいろんなテーマで話をしているのでもっと気軽に参加してもいいと思うよ」だそうです。
本当に日本で開催されます!!
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin06_02000261.html
総務省の報道資料にもあります通り
令和5年10月8日(日)から12日(木)の5日間
場所は京都市にあります国立京都国際会館にて
せっかく日本で開催されるのだから
日本初開催となるIGF2023ですが、正直盛り上がりも準備もイマイチな感じがします。
IW2022のパネルディスカッションでもどうやって様々な人々を巻き込むかが課題だと。
特に若者の関心を集めることが次世代につながるので重要かと。
私が提案したのは日本最大のインターネットコミュニティであるJANOGで
若者を交えて議論する場を用意すればいいのではないか?ということです。
2023年1月25日からJANOG 51が富士吉田で開催されます。
どなたか野良BoFで議論してみませんか?
少なくともJANOG若者支援プログラムに参加している学生さんには
必ず参加してもらいたいものです。
ご参考までに同じく先日行われた
『Day 2 特別セッション「IGF2023日本開催へ向けて」@日本インターネットガバナンスフォーラム2022 ~ IGF2023日本開催を見据えて』の録画を貼り付けておきますね。
時間のある方は参考までにご覧ください。
あとがき
すみません、投稿が超ギリギリになってしまいました。
もう来年は書かないかも
もし、書いてほしい!ということであればライターさんを募集します。
お礼は。。。晩ご飯、奢ります!^^