O'Reilly Learning Platformが導入された話

こんにちは。BBSakura Networks株式会社の金井(@masu_mi)です。 遅れてしまいましたがBBSakura Networksアドベントカレンダーの9日目の記事です。

気づいたら学習環境が良くなっていたという話です。また弊社の学習支援の一部についても触れてみます。 はじめに断りますが網羅的な紹介というわけではありません。

弊社ではCisco Modeling Labsの個人ライセンスなどを経費精算できます。 ほかにもUdemyや資格の報奨金などあるようです。 また学習(書籍購入・購読・サブスク加入等)支援制度のまとめページにはこんな一言が書かれています。

誰もダメとは言っていないので、欲しい人が承認を得て精算すれば良い

必要に応じてACM会員LWNの購読が経費精算できるのは当たり前かも知れませんが心強い一文ですね。

O'Reilly Learning Platform

さて、すこし前から全社員がO'Reilly Learing Platformを使えるようになりました。 O'Reilly Learning PlatformとはO'Reillyが提供する学習プラットフォームサービスです。 Twitterでもしばしば話題になっているので知っている方も多いとは思います。名前の通りいろいろな学習支援サービスがついています。

  • 豊富な書籍や動画コンテンツを利用できます
    • 日本語書籍も使えます
  • ツールのチュートリアルサンドボックスを利用できます
  • またコンテンツに対する横断検索を利用できます

詳しく知りたい方は公式ページのFAQを参考にしてください。

導入まで

これだけでは他社サービスの紹介ですね。ここで書きたくなったのは導入までがスムースで自分もまねしたいと思ったからです。 大雑把な流れがこちら。

日付 キーワード
10/16 エンジニア「O'Reilly Learning Platform 使いたい」
10/18 テックリード「検討してます」
11/1 トライアル開始
11/15 Googleログイン連携完了し全社員利用可能

使いたいという声が挙がってから全社員利用可能になるまで1ヶ月。 「検討してます」と書きつつ実際に調整や相談をした人が挙げていた組織導入のメリットの一部はこちら。

  • 適切な文献を利用した横断検索が使え、調査しやすくなる。
  • 章レベルでパーマネントリンクがあり、情報共有がやりやすくなる。

ちゃんと組織レベルの導入根拠を組み立てています。素早い導入に繋げているし職場環境をよくする典型例だなぁと思いました。

効果はあったか

導入から1月前後ですが少し振り返ってみます。

実際に社内文書やSlack内で参考資料として技術書内部へのパーマネントリンクが使われています。 ドキュメントは増えていくものなので改善効果は積み重なっていくと感じています。

横断検索は「この領域は書かれてる本がありそう」という感覚があると具体的な書籍に当てがなくても素早く文献を見つけられています。 失敗してもそのあと1次資料を探したり詳しい人にたずねれば良いので気軽に試すのが正解な気がしています。 また会話に出てきた本をさっと読めるのは嬉しいですね。社内では「オライリーで良いと思った本情報(誰でも加筆可)」というページも育っています。

ちなみに稟議には「人材採用の面でも強みになるため、導入後は採用時の宣伝としても使っていく」とも書かれていました。 魅力の1つとして映っていればうれしいです。(勝手に稟議を抜粋しました。レビューは通っているでしょうか)

全社導入をやり切った人の下のコメントが印象的でした。

"普段から隣の芝が青くてテンション下がるみたいなことをなるべく減らす活動をしています。。。"

プロジェクトだけでなく組織や環境も改善できるところを見落とさずに動くのは大切です。 実際、全社や部署でのメリットを提示して改善していくのは推奨されています。 きっと":kami:"スタンプが付くことでしょう。

たくさん改善できることがあると思っているので探していきます。