OCX52拠点爆速展開の軌跡とこれから

この記事は、BBSakura Networks アドベントカレンダー 2025の25日目のトリ記事です。

代表挨拶(就任のご挨拶/振り返り)

このたびBBSakura Networksは新体制となり、OCXを次の成長フェーズへ推し進めます。 これまでOCXを支えてくださったパートナー各社、そして日々ご利用いただいているお客さまに心より御礼申し上げます。

OCXは「必要なときに / 必要な場所へ / 必要な接続をオンデマンドに」という思想のもと、拠点の拡大と機能の拡張を両輪として歩みを続けてきました。

これからは、拠点数の拡大だけでなく、パートナー各社間でのビジネスを発展させる取り組みや、OCX本体の運用のしやすさ・接続の確実性・セキュリティ・可視化といった使い勝手も含めて「つながることが当たり前」になる体験をより高い水準で提供していきます。

OCXのこれまでとこれから — 52拠点までの軌跡

BBSakura Networks代表の川畑です。2025年、BBSakuraは代表を佐々木から川畑へ交代し、新体制でスタートしました。 この節目にあわせて、改めてOCX(Open Connectivity eXchange)の歩みを振り返ろうと思います。

OCXは2022年の正式サービス開始からデータセンター接続拠点を着実に拡大し、機能も当初は「クラウド・データセンター間の閉域接続」だったものから 「仮想ルータ・インターネット接続・モバイル接続」へと広げてきました。そして2025年12月時点では海外も含めて52もの拠点数になりました。

年次サマリ:拠点拡大と機能拡張

※拠点増加数は、各年の「接続拠点を開設/追加」と明示された発表を中心に集計した目安です。

増加数 累計拠点数 その年のキーワード(増えたもの)
2022 +約4 約8 提供開始(東京4拠点)/ 首都圏拡張 / LOA自動発行 / 仮想ルータ
2023 +約15 約23 大阪ロケーション / アクセスメニュー拡張(OCX光・Internet Connection)/ クラウド接続先の拡充
2024 +約16 約39 全国展開が加速 / Internet Gateway / SaaS Connection / SmartVPN Connection / 運用機能(2FA・請求DL・DOM情報表示)
2025 (継続拡大) 52 OCX Mobile Access / 海外拠点(タイ・シンガポール)の追加

2022:サービス開始 — 「東京4拠点」からの第一歩

拠点

  • OCXの正式提供を開始し、まず都内のBBIX4拠点でスタート
  • 以降、パートナー様の首都圏にある接続拠点を追加し、基盤を厚くするフェーズへ

機能

  • LOA自動発行:接続手続きの手間を低減し、導入をスムーズに
  • 仮想ルータ:オンプレ機器に依存せず、閉域内でのルーティングやBGP接続を実現

この年は「まずは確実に使える土台を作る」ことがテーマで、パートナー様にはOCXの魅力をお伝えして拠点加盟のご案内を進めつつ、機能的にはOCXの「通信」の基本機能を揃えることに注力していました。

2023:全国展開が加速 — “面で増える”フェーズへ

拠点

  • 地域ケーブルテレビ事業者や電力系通信事業者との協業が増え、各地で接続拠点の追加が進む
  • 大阪への拠点展開など、東京だけで完結しない利用形態が現実になり全国への広がりが見えるように

機能

スピード優先で立ち上げていたソフトウェア技術の負債が徐々に顔を覗かせてきた年でもありました。いやぁ大変でした... 新機能開発はほどほどに、継続的なソフトウェア開発が行えることを念頭に取り組んでいました。

  • アクセスライン:導入の入口が広がり、MDAダークファイバを活用してオフィスビルから直接OCXへ接続ができるようになるなど周辺の選択肢が増える
  • Internet Connection:インターネットへの接続に対応し、構成の自由度が向上

この年は「拠点を増やす=地域DXの入口を増やす」をテーマに、OCXがパートナーのみなさまの選択肢として根付き始めた年でした。

2024:機能拡張の年 — NAPT / SmartVPN / SaaS で“使い方”が広がる

拠点

  • 全国拡大を継続し東西の拠点バランスが良くなり、拠点数の伸びに加えてハブとしての厚みが増した一年

機能

  • Internet Gateway:待望のNAPTでインターネットに出られる機能を追加
  • SaaS Connection:インターネットを経由せずSaaSへアクセスできるようになり、用途が増える
  • SmartVPN Connection / DOM表示機能 / Traffic Report / 2要素認証 / 請求DL:運用面の機能が整い、継続利用しやすく

この年は「つなぐ」から「使いこなす」へ。 OCXがネットワークの部品ではなく、業務の基盤として育ってきた実感が強まった一年でした。

2025:アクセス多様化と海外展開 — 次の成長曲線へ

拠点

  • 国内の拡大を継続しながら、海外(シンガポール/タイ)へ
  • 2025年12月時点で52拠点に到達

機能

  • OCX Mobile Access:固定回線だけでなく、モバイルを入口に閉域へ
  • 海外拠点:クラウド接続拠点/OCX接続拠点として、国を越えたユースケースへ

2025年は「入口(アクセス)とフィールド(提供範囲)の両方が広がった」年で、OCXが国内の閉域接続から国を超えた接続サービスへ進化しました。

これから:次の焦点は「使い勝手のさらなる向上」

様々な機能追加をしてきたものの、まだまだパートナー様が要望されている機能を実装し切れていないのが懺悔のポイントです。 そのため、拠点数の拡大そのもの以上に、次のような領域を今後の重点として取り組んでいきたいと考えています。

  • L2接続において、OCX側で冗長構成を取れる機能の整備
  • IAMによる細かな権限管理を通じて、多数のリソースを扱う環境でも運用ミスを減らし、管理しやすくするための仕組み
  • 1Gや10Gを超える高速インタフェースの提供に向けた検討

通信事業者にとって使いやすく、OCXをより多くの現場で"迷わず選べる存在"にするため、新体制としてスピード感をもって取り組んでいきます。

参考(プレスページ)

BBSakura Networks お知らせ
https://bbsakura.net/ja/information

BBIX お知らせ
https://www.bbix.net/information/