BBSakuraの今と今後

こんにちは。BBSakura Networks社長の佐々木です。

本日はBBSakura Networksの今と今後について書かせていただきます。

この記事は BBSakura Networks Advent Calendar 2024 - Adventar 最終日として書いております。

今年の6月からBBSakuraの親会社であるBBIXの社長も兼任させていただくことになりまして、BBSakuraで開発をしているNaaSサービスである、OCXの展開をさらに加速していく所存です。

さて、本日はBBSakura設立から5年目となる今年、会社設立時の想定と今、そして今後を比較してみたいと思います。

BBSakura Networksの理由と目的

全ての「モノ」がつながる社会を支えるテクノロジーカンパニーを目指して設立した当社ですが、2019年に設立して今年で5年目になりました。

元々、コンピューターの汎用化が進む中で、通信に関わるコンポーネントについても、よりソフトウェアによる実装が進むと考え、この部分の開発能力を持ったエンジニアを抱えたさくらインターネットさんと会社を設立させていただいた形です。

以下はBBSakura 設立時の発表会で使った資料ですが、通信インフラ主体のBBIXと、クラウドコンピューター主体のさくらインターネットそれぞれの出身母体の強みを活かし、「国産のソフトウェア」を実装しながら世界へ展開かけていくことを考えておりました。

BBIXとさくらインターネットの強みを融合し国産のソフトウェアを生産

会社設立の経緯などは過去の記事でも書いておりますのでご参照ください。 blog.bbsakura.net

5年間の振り返り

過去5年間を振り返ると最初の3年はコロナ禍もあり、採用とチームの拡大に大変苦労しておりました。

当初は即戦力を求めて中途採用を狙ってましたが、なかなか採用が進まず、この2年ほどはソフトバンク採用の新卒をソフトウェアエンジニアとして育てていく方向に舵を切っておりまして、開発のエンジニアも急激に増えてきました。

対外トピック 社内トピック 開発社員数
2019 会社設立 さくらとBBIX混合チーム発足 約10人
2020 さくらのSMS開始 コロナ禍に入りフルリモートの働き方が本領発揮 約15人
2021 N/A OCXに関わる開発に没頭 約15人
2022 OCXリリース OCXの開発体制を拡充 約20人
2023 「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」に採択 新卒採用→開発エンジニア育成を開始 約25人
2024 OCXの拠点が40拠点へ・海外展開のパートナーとも合意 開発チーム拡大方法を模索 約40人

人数が増えてくるとできることも増えてきまして、リリースできるサービスが増えてきた反面、チームをスケールさせるところに力を割かねばならないと感じており、 大きくなりつつある会社のオンボーディングを整える - BBSakura Networks Blog みたいな動きもしてもらってます。

サービス面では、昨年「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」に採択いただけたことは、我々としても大変勇気付けられましたし、今年、初のOCXの海外進出に合意ができたことも、世界に向けてMade in Japanのプラットフォームを広げていくという我々の野望の第一歩にできるかと思っております。

今後のBBSakuraについて

OCXはおかげさまで順調に拡大を続けており、さらなる機能拡充・展開に向けてより開発体制の拡充をかけたいと考えております。

OCXでは、従来のネットワークの概念を大きく変え、より柔軟で拡張性の高いネットワーク環境を実現したいと思ってます。BBSakuraでは、このOCXを基盤に、IoTデバイスから大規模データセンターまで、あらゆるものをシームレスに接続するプラットフォームへ進化させていきたいと考えており、お客様は、より低コストで、高品質なネットワークサービスを利用できるようになります。

日本で開発したサービスを世界に広げながら、新しい価値提供を広げていきたいと思っており、OCXを技術にとどまらず、新しい世界観を創造していけるようなプラットフォームにしていきたいです。