はじめに
こんにちは、BBSakura Networks のシステム管理部に所属している澁谷です。普段は BBIX から委託されているシステムなどの開発・運用をメインに業務しています。
今回は JANOG にはじめて参加してきたので、そのレポートを書きます。また、JANOG に参加した一番の理由は私が BBIX 社員として実行委員を務めている JAIPA Cloud Conference 2024(以下、クラコン)のブース運営なので、そこでの活動についても記述しようと思います。
JANOG 体験記
2024 年 7 月 3 日(水)~5 日(金)の日程で、JANOG54ミーティング が奈良県奈良市にて開催されました。
先述の通り、クラコンのブース運営のために参加してきましたが、シフトの休憩時間を調整してもらいブースを回ったり、プログラムも見に行くことができました。
JANOG 初参加
まず素直に規模が大きすぎる!!と思いました。参加者も過去最多だったようですが、会場の大きさ・ブース数・スポンサー数なども多く年々増えているようなので、ネットワーク業界の勢いを感じました。
また、ホストのうち一社が近鉄ケーブルネットワーク株式会社さんなのも関連あってか、近鉄の新大宮駅に「ようこそ〜」ていう横断幕があり衝撃的でした w まるで地方にアイドルがライブで来た時のような盛り上がり方!
あとネットワーク技術者の意見交換の場というイメージでしたが、少し営業色もあるんだなという感想もあります(ずっとブース付近にいたからかもしれません)。業種に問わず業界の方々が一同に介して昼夜問わず交流しており、こういうところでビジネスが発展していくのだなあと肌で感じました。
プログラム
最近 Slack で「自動化」という単語を目にすることが増えたと感じていたので、何か勉強できればと思い、関連しそうな 2 つのプログラムに参加してきました。概念的になるほどと感じたことをワードベースでご紹介します。
NW エンジニアとソフトウェアエンジニア - 役割を分けるとコミュニケーションコストがある?
組織やプロジェクトが大きくなると分業されていく流れは自然だと思うのですが、「これくらいわかるだろう」があったりしてコミュニケーションが不足してしまうことが発生するそうです。自身に置き換えると、NW エンジニアが多い会社の社内システムの開発をする以上このような状況は起き得ると感じました。まずはコミュニケーションが円滑に進むような技術力や知識の習得に勤しみつつ、効率的で不足ないコミュニケーションを心がけていこうと思わされました。
プログラムでは、NW 自動化はネットワーク業務と自動化業務の経験やスキルが必要であることや、そもそも自動化可否の検討や判断は両方の知識や状況把握が必要であることが述べられており、ハードルが高い業務なのだと感じました。
「対応してない項目があるから使えない」→自ら使えるものにしていく
プログラムでは、オープンソースについての言及中でのご発言だったのですが、さまざまな業務や対象についてこのマインドは大事だなと響きました。対象をオープンソースとすると個人的にレベルが高すぎますが、社内の仕組みやちょっとしたシステムを対象とした時に自分ごととして改善していく方に動いていきたいです。また、1 人が「こうしたい」「こうしていきたい」と思ったことは他の人も感じていたりすると思うので、率先して良い方向に変えていきたいですね。
(BBIX 社員が登壇したプログラムは見に行けず…残念です)
クラコンでの活動について
活動概要
クラコンとは JAIPA(日本インターネットプロバイダー協会) という団体が主催する JAIPA Cloud Conference というイベントです。イベント自体は JANOG よりもビジネス寄りの方をターゲットに、経営者向けセッションがあったり、技術が将来どう生きてくるかみたいなテーマが主になります。
このイベントは JANOG と同じく業界の有志を募った実行委員で運営されています。BBSakura では秋山さんも BBIX 社員として実行委員をされています!業界の横の繋がりができて良い経験と感じています。
そして、若手で頑張ってみよう!の雰囲気が大きくあり、業界経験の長いベテラン(以下、大人組)が暖かく見守ってくれています。この経験を通して、主体性がレベルアップしている気がしています。
私は、スポンサー委員として今年の初めから参加しています。協賛費の獲得やそれに際してのやり取りなどに勤しんでいます。普段の業務とは全く異なる内容ですが、実行委員のなかでは同じ状況の方も多いため、週一回のチーム定例と月一回の全体定例や Slack を通して協力し合って頑張っています。
BBSakura の親会社の BBIX とさくらインターネットもスポンサーになっていただいており感謝です…!!!
JANOG でのブース運営
JANOG では、クラコンの参加者増とスポンサー獲得を目的にクラコンとしてはじめてブース出展を行ないました。
想像以上にクラコンの知名度が低く、なかなかブースに目を向けてくれない時間もあって呼びかけをしたりしていました。大人組がブースに立っていただけている間は、多くの方が立ち寄ってくださることもあり社内の研修時に聞いていた「ネットワークの繋がりは人の繋がり」を実感する時間でした。
ブースに来てくださった方々にはクラコン自体やスポンサーについてのご案内をしていました。結果として、「参加しようと思います」というお声や、スポンサーご興味の方への資料送付(後日お申込書をご提出いただいた企業や前向きにご検討いただいてる企業も!)へと繋がり、胸を張ってクラコン定例会での出張報告を迎えられました。
今回の出展を通してクラコンの知名度向上にも貢献できたと思います。今年度の参加者増に留まらず、来年度のスポンサーや参加者増にも繋がりそうだと感じています。
余談ですが、単純に三日間立ちっぱなしなのが体にこたえました w 完全にデスクワークの弊害なので JANOG 翌週にジム契約して運動し始めました!
まとめ
JANOG には一度参加してみたかったので貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました!ネットワークをより良くするための議論に参加できるようなエンジニアになれるように頑張ろうと気持ちになりました。
また、クラコンの活動は引き続き本番の 9 月まであります。本業もしながらでなかなか大変だなと感じていますが、普段しない社外の方々とのやり取りや自分の活動が数字として出てくることが新鮮で面白いです。クラコンについて興味があればハイブリッドで開催されるのでぜひ参加してみてください!(公式 HP から申し込みできます!) また、運営のサポートは今からでも参加可能です。ご興味のある方はぜひご連絡ください。
以上、JANOG に JAIPA クラコンブース出展した話でした。 読んでいただきありがとうございました!