概要
こんにちは、BBSakura Networks のシステム管理部に所属している蟹江( @kanix2929 )です。
普段は BBIX から委託されているシステムの開発・運用をメインに業務しています。
2024/07/03 ~ 2024/07/05 で奈良にて開催されていた JANOG54 にスタッフとして参加してきたので、その感想をまとめてみました!
なぜスタッフをやろうと思ったのか
スタッフに応募した 1 番のきっかけは、以前のブログ にも書いた、JANOG52 でのハッカソン参加になります。
その際にスタッフの方と会話する機会があり、「この規模のコミュティ活動を運営しているスタッフすごい!せっかくネットワーク業界にいるので自分も何か貢献したい!」という思いからスタッフに応募してみました。
JANOG はネットワークつよつよエンジニアが発表・議論しているイメージで、僕みたいなひよっこがスタッフするなんて考えもしなかったので、スタッフの方との交流の機会がなければ応募していなかっただろうなあ、と思います。JANOG ではさまざまなイベントをやっているので、何かしらのイベントに参加して色んな人と繋がっておくのもおすすめですね!
どんな感じで準備していくのか
軽くですが、JANOG スタッフの業務を紹介しておきます。ちなみに僕は、プログラム委員(通称 PC と呼ばれる役割)をしていました。
- JANOG 開催までに 5 回ほどミーティング
- そのうち半分は全体ミーティング、半分は役割ごとのミーティング
- 全国各地にスタッフがいるので、オフラインとオンラインのハイブリッドミーティング
- プログラム委員としての準備(詳細は後述)
- 当日業務
- 司会
- 登壇者サポート
- 来場者誘導
- etc
もちろん並行して、Slack などで非同期にコミュニケーションを取っています。
プログラム委員の業務について
プログラム委員の業務の流れはざっくり以下です。
- プログラムを募集する
- 応募されたプログラムを採点する
- 各プログラムを組み合わせて、JANOG 全体のプログラムを決定する
- 採択されたプログラムの登壇者とコンタクトをとり、登壇に関するサポートする
3.では各プログラム委員が「コレだ!」だと考えるプログラム組みます。最終的にプログラム委員どうしで投票し、最強のプログラムが決まります。
プログラム委員ごとに色々な思いがあるので、聞いていてとても面白いです。
今回もとても多くの登壇申込みがあったため、すべての応募プログラムを採用できず、泣く泣くお断りしたプログラムも多くありました。
4.では自分の推しプログラムを担当し、登壇者と会話・サポートしていきます。
登壇者が話したい内容、議論したい内容をサポートするのであって、プログラム内容を改変したりみたいなことはしないです。イチ参加者として意見を言いつつ、登壇者が議論したい内容などを整理する、というのが主な役割となります。基本的に、登壇者はその道のプロで面白い経験をたくさんしていたり、強い想いがあったりします。それら全て聞きたい気持ちを抑えつつ、膨大にある内容からどこを焦点に話すと良さそうか、みたいな相談になることが多いです。
スタッフとして参加してみて
スタッフ(特にプログラム委員)をやってみて、登壇者の想いをより強く感じられたのは良い経験でした。やはり登壇者の方も自身の悩みや想いを話すので、参加者のみなさんと議論したいのだということをひしひしと感じました。
イチ参加者として、ちょっとでも気になった話があれば、オープンマイクに立って質問するのは大事だなあと。 つよつよエンジニアじゃないと発言できないとかではなく、むしろ「よくわからない」「もっと知りたい」くらいのフランクさで質問するほうが、議論も活発になって面白くなると改めて感じました。 BoF も大盛況でほぼすべての時間・部屋が埋まっていたことからも、議論することの楽しさ・大切さが伺えますね。
他スタッフから聞いた話ですが、ネットワーク業界とは全く異なる分野の方が、どこかで JANOG を知って「うちのネットワークどうしたらいいですか」と相談しにきた、みたいなこともあったみたいです。
これぞまさに「話しあいで繋ぐ Internet」で、各地で開催する醍醐味のひとつですね!
参加人数も増えてきている中、運営も色々試行錯誤しているので、今後もどう JANOG が成長していくのか、どういう役割を果たしていくのか楽しみですね!
最後に司会しているときの僕でも貼っておきますw