JANOG52 Hackathon に参加して Winner Team になった話

概要

こんにちは、BBSakura Networks のシステム管理部に所属している蟹江( @kanix2929 )です。
普段は BBIX から委託されているシステムなどの開発・運用をメインに業務しています。

2023/07/05 ~ 2023/07/07 で長崎にて開催されていた JANOG52 に参加してきました(JANOG 参加自体がはじめて!)。
そのプログラムの 1 つである ハッカソン(Hackathon) に参加してきたので、それについての感想を述べていきます。
( BBIX の一員として JANOG に参加してきましたが、BBSakura にも出向しているので BBSakura のブログに投稿しています )

JANOG Hackathonとは

JANOG Hackathon については、公式ページがあるのでそちらを参考にしていただければと思います。
要は、日々の悩みや課題をそれぞれ持ち寄って、1 日開発の時間に充ててみようぜ!というイベントです。

これまで参加したことのあるハッカソンでは「共通のテーマが与えられてチームで競う」というタイプだったので、それぞれがテーマを持ち寄って別の課題に対して解決方法を提示する、という形式は新鮮でした。
(僕のなかでは「ハッカソン=競争」みたいなイメージでしたが、「ハッカソン」自体の言葉の意味は「短期集中開発」なんですね)

ハッカソンに参加するまで

僕がハッカソンに参加した理由は以下です。

  • せっかく現地参加するなら他社の人と密に会話してみたい!
  • 公式ページから JANOG 初心者でも Welcome な雰囲気を感じる!
  • 「うちの会社のエンジニアももっとコミュニティ活動していこうよ」という社内の風潮
  • JANOG のプログラム委員をしている人から声掛け

特に、新卒で今の会社に入社してからのこの 2 年間は、コロナの影響でオフラインイベント自体が少なかった & 業務で社外の人と関わる機会がほとんどなかった、ということが参加する一番の動機だったかなと思っています。

〜 社内での仲間集め 〜

いざハッカソンに参加すると決めたものの

  • 1 人で参加しにいくのは寂しい
  • 開発時間的に 1 人だと厳しい(当日開発メンバーを募ることもできますが)

と考えていたので、社内の同年代エンジニアを誘って即決で承諾もらいました。
業務で直接関わりがあるわけではなかった(話したことすらなかった)のですが、ハッカソンきっかけで 社内の他部署メンバーともチームになれる 、というのもこういったイベントに参加する良さだと思います。

社内の協力者を集められたことに安心したのもあって、ハッカソン開催前には社内の課題や使ってみたい技術とかについて少しだけ相談して、ふわっとしたテーマを決めただけです。

ハッカソン当日

ハッカソン当日の流れは以下です。

  1. 軽い自己紹介
  2. 参加者が持ち寄ってきたテーマの共有 & チームビルディング
  3. 開発
  4. 成果発表

すでに開発テーマが決まっているチーム、興味のあるテーマで開発する別チームに参加したい人、普段開発に携わる機会が少ない人、など多様な参加者がいました。

僕らのチームは、開催前に相談していたふわっとしたテーマを共有したところ、興味を持っていただいた方 1 人にうちのチームに参加していただきました。
僕らのチーム以外でも、当日作られていたチームが多かった印象です。 「社外の人と一緒に開発する」という経験をしたい方にはもってこいのイベント ですね。

チームビルディング後は、デモ環境としてどのくらい作りこむかのような要件整理をして、ひたすら開発です。

チームビルディングの様子

開発の様子

開発内容

今回開発したものはざっくりと以下です。

  1. Ansible を使ってスイッチの構成情報を LLDP で取得
  2. 取得したデータをパースして良い感じに整形
  3. inet-henge を使って可視化

ところどころ躓いたりしつつ助け合ってのワイガヤ開発でとても楽しかったです!

全くの余談ですが、飛行機の都合で少し遅れてくるメンバーには飛行機内でチーム名を考えてもらったりしていました w

発表

ある程度開発ゴールの目処がたってきたところで、発表資料も並行で作っていました。6,7 時間程度で、環境作って / デモ開発して / 発表資料を作る ので、時間は結構タイトです。
僕のチームが発表した 資料はこちら にあがっているので興味がある方は見てみてください。

他チームがどういう開発をしていたか、どんなツール使っているか、ということを聞けたりするのは面白かったです(他チームの資料は こちら)。
JANOG のネットワークを運用している学生主体のチームも参加していたのですが、成果物 が素晴らしくとても刺激受けました。

結果

結果としては Winner Team として JANOG 3 日目の Hackathon Wrap-Up にて登壇・発表させていただきました。
(正直言うと、上記のネットワーク運用チームには負けてしまったのですが、大人の事情で発表の機会をいただきました、、、)

Wrap-Upでの発表の様子

1 日という短い時間での開発だったこともあり、大したものを作ったわけではないですが、このように発表する機会を頂いたのはとてもいい経験になりました。
8/18 18:00 までは アーカイブ配信 があるので、興味があればぜひ見てみてください。

現地で挨拶もさせていただきましたが、inet-henge 作者の Kojima さんにも反応していただけました。JANOG 参加者同士で盛り上げていけるのは良いですね!

まとめ

総じて、ハッカソンに参加してとても良かったです!とてもいい経験になりました。
JANOG の運営をしてくださった方、特にハッカソンを運営してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

次回の JANOG53 では NETCON が開催されるらしい?ので、興味ある方はチェックしてみると良いかもです。
僕は今後も JANOG に参加することはもちろん、スタッフとしての参加も楽しそうだな、と思っているので、もし JANOG 会場で見かけたらぜひお声がけください。

※ すべての写真は JANOG52 ミーティング フォトアルバムより