こんにちは、BBSakura Networks株式会社(以降BBSakura)にてOCXサービスのクラウド直接接続まわりを担当してるキムです。
前回はCCNAを取得した話で記事(新卒がCCNAを取得した話 - BBSakura Networks Blog)を書かせていただきましたが、そのあとAWSのCertified Cloud Practitionerを取得したのでその話を少しやってみようかなと思います。
AWS Certified Cloud Practitioner(AWS-CLF)とは?
Amazon Web Serviceの一番ベースになる資格として、クラウドサービスの概要やメリット、AWSの各サービスの役割や特徴を広く理解することが求められます。私自身、AWSの知識や経験はほとんどありませんでしたが、業務でAWSを扱うことになるため、まずはAWSの基礎を学ぶためにAWS-CLFを受験することにしました。
AWS-CLFの試験時間は90分、問題数は65問で、合格するためには70%以上の正解率(1000点のうち700点)が求められます。 受験料は12100円です。(前回受験料43200円のCCNAを受講したので、だいぶ安いと感じてしまいました笑)ただ、AWSのキャンペーンやイベントに参加するとバウチャーがもらえることもあるらしいので、探してみてもいいかもです!
このAWS-CLFですが、2023年9月19日にCLF-C01からCLF-C02にバージョンアップされ、出題されるサービス数が64個から130個に、大幅に増えてます。 AWS自体、現在もいろんなサービス&機能が追加されているので、今後も大規模なバージョンアップがあるのではないかと思います。
勉強法
AWS Cloud Practitioner Essentials
AWS公式のCLF講座です。AWSの基本的な概念やサービスについて、例えを用いてわかりやすく解説されています。また、無料で受講できるので、AWSに興味がある方にはおすすめです!
https://www.aws.training/Details/Curriculum?id=34408&redirect=false
Udemy Business
BBSakuraはUdemy Businessに加入しているので、AWS-CLFに関する講座を活用しました。 以下私が受講したUdemyの講座+練習問題です。
講座
【CLF-C02版】これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(豊富な試験問題300問付き) | Udemy
日本語でできてるAWS-CLFの講座の中では一番知られてる講座かなと思います。講座にあてる時間が少なく、すべてのレクチャーを見ることはできませんでしたが、比較的わかりやすかったです。また、AWS-CLFの全範囲をまとめた資料が配布されるので、その資料を元に自分でメモを追加しながら復習に有効活用しました。(下の灰色の四角がスライドから持ってきた図になります)
練習問題
【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問) | Udemy
一番時間をかけたのがこの練習問題です。6回分ありますが、正解率が80%を超えるまで約3回ずつ繰り返しました。練習問題の難易度としては実際の試験よりやや難しかったかなと思います。
結果と感想
約1ヶ月かけて準備し、点数はかけた時間の割には高くない820点でした。笑 (ちなみに周りの先輩や同期は1、2週間で取得できたという話を聞いたので、だいぶ時間がかかった方だと思います。)
思ったより時間がかかった原因としては、CLF-C02になったから不安だった、ノートに時間をかけすぎた点が考えられます。
まずCLF-C02になったから不安だったという点ですが、最初はCLF-C01を目標にしていたのが間に合わずCLF-C02を受けることになったというところで、新しく追加された出題範囲に関してはどのくらい理解すべきかが分からず、結果的に新しい範囲の勉強に割と多くの時間を使うことになりました。ただ、出題の割合としてはもちろんEC2、S3といったAWSの中心的なサービスに関する質問の割合が高いので、今振り返ると、新しいサービスよりはエッセンシャルな部分の理解を深める必要があったと思います。
そしてノートに時間をかけすぎた点ですが、勉強を始めた直後は、後で見やすいように全範囲に対してノートを取ろうという大変なことをしようとしてたのです。もちろん出題範囲からして短期間ですべてのノートを取ることは難しい&効率が悪いことに気づき、途中からやめて練習講座の資料を元にメモを追加する方向に転換しました笑。最初から資料を活用したら少し短縮できたかなと、今になっては思います。
こうやってようやくCLFに合格したのですが、CLFを合格した時点ではAWSの各サービスが何をするのかについての知識が得られただけなので、本当にAWSを使えるようになるにはAWS Certified Solutions Architect(AWS-SAA)などの上位資格の取得後になるのではないかなと思います。
まとめ
AWSの基礎を学び、上位資格の取得を目指すための第一歩として、AWS-CLFの取得はおすすめです!
感想の部分でも話した通り、まだCLFを取得した時点ではAWSを有効活用することができないので、続けてSAAの取得に挑戦するつもりです。 ただ、今回の私の勉強法は少しコスパが悪かったと思うので、この件を反面教師として次からは効率的に勉強していこうと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!