ネットワークエンジニアを目指して

はじめに

こんにちは、新卒の松下です。

私はBBSakura Networks(以下、BBSakura)のクラウド接続グループに所属し、主にクラウド接続に関連する業務を担当しています。

突然ですが、新卒のエンジニアの皆さん、自分のことを「エンジニアだ!」と自信を持って言えますか?

正直、私はまだ「エンジニア」と胸を張って名乗るには力不足だなと感じています。そこで今回は、

  1. どうしてそう思うのか
  2. 技術力を高めるためにやっていること

この2つについてお話しします。同じように「自分はまだまだだな」と思う方の励みになったり、参考になったりすれば嬉しいです!

なぜ、技術力が足りないと思うのか?

私が技術力不足だと感じる理由は大きく2つあります。

1つ目は、単純に勉強が足りないこと。まだまだ知らないことばかりだなと日々痛感しています。

2つ目は、周りのエンジニアがすごすぎることです。

BBSakuraには、ネットワーク業界でも有名なエンジニアがたくさんいます。例えば、障害が発生したとき、瞬時に原因を見抜いて対応策を実施し、問題を解決する姿をすでに何度も見てきました。そのたびに「これがプロのエンジニアか…!」と感動しています。

同じ課の先輩方も本当に優秀で、自ら進んで動き、課に貢献し続けています。さらに、そういった姿勢によって培われた豊富な知識量には毎回驚かされます。

一方で私は、ちょっとした質問に対しても「これで合っているかな?」と資料を確認してしまい、情報を出すのに時間がかかってしまいます。もっとスピーディーに対応できるようになりたいと思う日々です。

それでも、こんな素晴らしい環境で働けているのは本当に恵まれているなと感じています。この環境を最大限活かして、少しでも早く追いつけるよう努力を続けています!

技術力を高めるために

私が技術力アップに一番役立っていると感じるのは、OCXの検証作業です。

毎週、先輩に時間を取っていただきながら、OCXの理解を深めたり、クラウド側の仕様を確認したりしています。例えば、以下のような構成を作り、BGPが正常に動作するか、pingが通るかを確認しています。

(AS番号、ipアドレス、vlanは実際の値から変えてます)

OCXを利用して検証環境とGoogle Cloudを繋げる検証構成

検証構成

この構成は、OCX-Router(v1)を利用し、Google Cloudへ接続する最も基本的な構成です。しかし、この基本的な構成を作るだけでも、BGPに関する知識が必要です。具体的には、BGPを設定する際にピア先が隣接ネットワークであることや、広報する経路を事前に準備しておく必要があるといった知識が求められます。

さらに、OCXとクラウド側では、GUIでの設定が自動的に適用される仕組みがありますが、CPE側のルータにBGPを設定する際は、直接ルータに手動で設定を入れる必要があります。

これらを進める中で、BGPの理解に加え、Google CloudやOCXの各コンポーネントに関する知識も必要であり、全てが正しく設定されて初めてpingが通るようになります。

その分、pingが通った瞬間や、BGPのステータスが「UP」になる時には、大きな達成感を感じられます。

また、一度検証を終えた後に、もう一度ゼロから構成を作り直すこともおすすめです。理解がさらに深まることを実感できます!

おわりに

こうした検証作業を通じて、自分が少しずつ成長していることを実感しています。最終的な目標は、どんなトラブルにも冷静に対応できるエンジニアになることです。

これからはネットワークの知識をさらに磨きながら、開発経験も積むことで、ソフトウェアにも精通したエンジニアを目指していきます。

この記事が、技術力に自信が持てず悩んでいる方の力になれば嬉しいです!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!