2ヶ月かけてGoogle Cloud Professional Cloud Architectを取得した話

この記事は BBSakura Networksアドベントカレンダー2025 の16日目の記事です

はじめに

こんにちは、BBSakura Networks株式会社(以降BBSakura)にてエンジニアをしている太田です。

この度、2025年11月末にGoogle Cloudの認定資格「Professional Cloud Architect(PCA)」に合格しました!

本記事では、合格に至るまでの道のり、具体的な勉強方法、そして挑戦して得られた学びについてお話ししようと思います。

Google Cloudの資格について

cloud.google.com

資格の種類は全部で13種類あり、3つのレベルに分類されています。

  • Foundational
  • Associate
  • Professional

私が取得したProfessional Cloud ArchitectはProfessionalレベルの資格の中で、特にGoogle Cloud のサービス全般に関する知識が広く問われるアーキテクトの役割に焦点を当てたものです。同レベルの他資格を取得する前に合格することが推奨されています。

合格に至るまで

勉強時間

約2ヶ月間、平日朝1時間+ 土日にやれる時はやる、くらいのペースで勉強をしました。 おそらく合計で50~60時間程度だと思います。

勉強方法

Udemy

以下の二つのコースに取り組みました。

  • Google Cloud認定 Professional Cloud Architect(PCA) トレーニング

    • Google Cloudのサービス全般をざっくり学んだ後、小テストセクションを繰り返し解きました。
  • [最短攻略] Google Cloud 認定 Professional Cloud Architect 模擬問題集

    • 実践的な問題に数多く触れる機会として活用しました。(一部問題の古さも感じましたが、傾向把握に役立ちました。)

公式模擬試験

cloud.google.com

資格の公式説明ページにある模擬試験は3~4回解きました。

Gemini

解説を読んでもわからないので解説してもらう、または理解を確認する相手として活用していました。Googleが作ったAIですし,,(関係あるかは不明)

公式ドキュメント

模擬試験系でわからない部分やGeminiの回答に納得感がない時、より正確に知りたいときに公式ドキュメントを検索していました。

アップデートが多いので最後に頼りになるのは公式ドキュメントです。最悪の場合、サービスが終了していることがあります。

合格後

感想

模擬試験(Udemy,公式)が最重要

模擬試験から1/3~1/2はほぼ同じ問題が出ているような気がしたので、確実な得点源を確保する上で重要かと思います。

分からない問題は飛ばす

とはいえ残りは初見の問題です。ある程度パターンはありますが、普通に難しい問題もあります。スキップして後で戻って来られるので、ぱっと見でわからない場合、飛ばして後で解くのがいいかと思いました。

ある程度のサービスの理解も大事

初見の問題に対応するためには、やはりサービスの構造的な理解が不可欠です。

特にCompute、Storage、Databaseといった主要カテゴリのサービスについては、「どのサービスを」「いつ」「どのような要件で」選ぶべきかという「決定木(Decision Tree)」を事前に整理し、頭に叩き込んでおくことを強くお勧めします。

点数が公開されないのは悲しい

自分が何点取ったのか、どこを間違ったのかが公開されないのは悲しかったです。復習もできないし、ただ結果だけが出て中身は闇の中に消えている...

挑戦してよかった点

Google Cloud以外の知識の整理にも繋がる

結構Google Cloudに関係ない一般的な用語の勉強にもなります。(ex. ブルーグリーンデプロイメント)

今までの仕事を振り返る時間にもなる

日々の業務に追われていると、よくわからない単語などもあまり深く理解しないまま突き進むこともあるかと思います(意外とそれでどうにかなってしまうため)。

しかし、今回強制的に勉強の時間を取ったことでそのモヤが晴れる感覚を少し得ることができました。定期的にこのような時間を取ることの重要さを知りました。

おわりに

色々と書きましたが、Professional Cloud Architectは全て4択問題で構成されており、世の中に数多あるProfessionalレベルの資格に比べれば挑戦しやすいと言えます。

BBSakuraが運営するサービス「OCX」の接続先としてGoogle Cloudを扱う立場として、今回の資格取得はサービスの全体像を深く理解する良い機会となりました。この学びを活かし、今後の業務に役立てていきたいと思います。

Google Cloudの認定資格は、知識の整理と自身のスキルアップに繋がります。皆様もぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。