技術の勉強は今からでもできるし、これからもやり続ける話

はじめにと自己紹介

BBSakura Networksアドベントカレンダー2023の5日目の記事です。

皆さまこんにちは、はじめましての方ははじめまして。 OCXのバックエンド開発を行っている渡邉です。以前、下記の記事を執筆させていただきました。 blog.bbsakura.net

アドベントカレンダーの執筆ということでに大急ぎで書いております。 今回は「エンジニアが行う勉強について」について自分なりの方法や考え方についてのエントリです。

この記事を書こうと思ったきっかけ

前回書かせて頂いた記事の通り自分はネットワーク業務に従事するのは弊社で初めてです。 また担当しているOCXのバックエンド開発にはGo言語を使用していますがこちらも業務でもプライベートでも触れたことがない言語でした。 つまり弊社に入社するにあたり転職時点では弊社で求められる技術スキルはほとんど無い状態でした。

また、他職種の友人から「よく未経験歓迎ってあるけど、本当にエンジニアなれるの?」や「エンジニアってなったあとも勉強しないといけないんでしょ?」と質問されることがありました。

このあたりの出来事から自分の振り返りも含めて「どういう勉強をしたのか」、「入職後もどれぐらい勉強が必要なのか」を記事にしたいと思いました。

1. どういう勉強をしたのか

そもそもエンジニアになるためにどういった勉強をしたか、という点でいうと私は高校卒業後、大学には行かず技術系の専門学校に入学しました。 この時点では学業での習得がほぼすべてで学業以外でなにか開発をしたりするということはしませんでした。 就職後は様々な開発案件を行い、学業で習得した技術スキルが業務(実践)で使う技術スキルに昇華していった気がします。 当然、業務をこなしていくとこれまで自分が知らない技術スキルが求められたり、会話の中で出てくることがあります。 こういった「ベースはある程度理解しているが、わからないモノ」が出てきたときはやはりインターネットで調べることが多いです。

次に「ベースも知らない新しい技術スキルを習得する場合」ですが、取っ掛かりは書籍(電子ではなく紙)から入ることが多いです。 実際、弊社に転職してくる際に面接担当の方から「業務で使っている言語はGo言語だけどやったことありますか?」と言われ「無いので有給消化期間中に勉強しておきます」というやり取りがあり紙の書籍を購入し勉強に利用したのがこちらです。 gihyo.jp タイトル的には「1日で基本が身につく〜」ですが、自分はこれを1ヶ月程度かけて読み切りました。 ただし、漠然と読むのではなく写経(実際に書籍内に記載されている実装を打ち込む)して仕組みを理解しながらです。 当時、自分が業務でも使用したことがあり知っていた言語(javaやC#)と照らし合わせたときにGoはどういったものなのかを理解しながら読み進め、写経していきました。 実際に読み進め書籍の記載だけじゃわからないところはインターネットで調べたりしながら理解を深めていきました。

普段の開発業務の中でも実装に詰まったときにインターネットから良さそうな実装を見つけて参考にすることは皆さんもあると思いますが、 自分は必ずただそのまま写すのではなく、必ず仕組みを理解してから参考にしています。

2.入職後もどれぐらい勉強が必要なのか

これはどれぐらい必要かという観点だと自分の答えとしては「エンジニア職であり続ける限り必要」だと思います。 昨年、X(旧Twitter)でバズったこちらのポスト、見覚えのある方もいると思います。

www.kyoiku-tosho.co.jp 先日、この教科書を自分も購入して、いまの中学生が技術の授業でどういったことを学んでいるのかを知りました。 読んだ感想としては率直に「いまは義務教育でここまで学ぶのか」と驚きました。 学校で先生をやっている知人から「最近はとにかく教える内容が多岐に渡っていて教える側も理解してないといけないから大変だ」という話を聞きましたが、技術分野だけ見てもそれが見て取れました。 それこそ「自分、未経験なんですがエンジニアになれますか?どういった勉強すれば良いですか?」という人がいたらまずこの教科書を読んでみてください、と自分は言うと思えるほどの内容量の充実さです。 少し大袈裟に言うと自分が情報系の専門学校に入ってから学んだ内容に近いことが今は中学生の教科書に書いてあります。

少し話がそれましたがどうして自分が「エンジニア職であり続ける限り必要」と思っているかというと、昨今の技術革新は物凄いスピードで進んでいます。 と同時に上述のように中学生(義務教育)の時点でエンジニアの基本を学んでいる子供がいて、将来彼ら彼女らが高校、大学、専門学校とより高度な情報技術を学び、エンジニア業界で働き始めた時「自分自身がその時代の新しい技術に関する知識を習得しているか」は非常に重要なポイントだと思っています。

おわりに

今回は自分がどうやって勉強しているかの簡単な紹介と、今後もどう勉強していくのかについての自分なりの考えを記事にさせていただきました。 ただ、これらに関しては人の数だけ考え方や答えがあると思います。本記事を読んでいただいた皆さまの考えの一助になればと思います。