MWC2025 JAPAN Pavilion出展について

はじめに

こんにちは。昨年12月からBBSakuraのBeyond 5G推進室で従事している栢森と申します。 この記事では、当社として初めてMWC2025における総務省主催のJAPAN Pavilionに出展し、その出展に向けてやってきたこと、感じたことをお話しさせていただきます。他ブースの展示視察の内容・感想についてはまたの機会とさせていただき、今回はエンジニアBlogという感じの技術要素があるわけではないですが、ご容赦ください。

MWC JAPAN Pavilionとは?

MWC(Mobile World Congress)とは、毎年スペイン・バルセロナで開催される世界最大級のモバイル関連展示会で、世界中のモバイル通信事業者や端末メーカー、コンテンツ事業者などが出展し10万人以上の来場者が見込まれている一大イベントです。今回のMWC2025でも11万人以上の来場者が来たと言われています。 Japan Pavilionとは、当該イベントにおいて日本のICT関連製品及びサービスに係る企業のブースを設けることで、日本企業の取組を世界に広く情報発信し、その海外展開を支援する総務省による取り組みになります。 出展選定は「通信インフラに係るハードウェアやデバイスからソフトウェアやアプリケーションまでを含む、5G及びBeyond 5G、OpenRAN、AI、没入型テクノロジー等、MWCのテーマに添ったICT技術の国際展開を視野に入れた日本企業等」を対象とされ、昨年7月から募集が始まり、BBSakura Networksは親会社であるBBIXと共に提供しているクラウド型ネットワークサービス「Open Connectivity eXchange」(以下「OCX」)の展示を題材に、総務省の審査と選考を経てブース出展の獲得に至りました。

MWC2025展示会場内におけるJAPAN Pavilionを入り口正面から撮った画像。右側にBBSakura Networksのブースと、赤いハッピを来たBBSakura Networks社員がブース来場者を迎えている姿を映し出しています。
MWC JAPAN Pavilionの写真

出展の目的と成果

出展の目的は、もちろん弊社サービスであるOCXの世界に向けたアピールというのもありますが、出展(準備、展示、プレゼン、協議、他展示視察など)を通した若手社員の成長機会提供の度合いが強かったと感じています。 JAPAN Pavilionへの参加はBBSakuraとしてはもちろん初。親会社のBBIXとしても出展経験はなく、私自身もそもそもMWC自体への参加も初めてだったのですが、昨年11月に出展に向けたリード役の任を授かった当初はまずはチーム編成から開始してプロジェクト的に体制確立を実施。その後は総務省事務局から次々に依頼される、出展に向けた提出物をチーム皆んなで手分けして作成して提出していきました。 BBSakuraのチームメンバーは、担当業務ではない、やったことない、知らない、という言い訳は一切なしで、基本は一つ一つのアクションに挙手または稼働バランス見ながらでの指名制で、手探りながらも周囲の担当者や上長に聞きながら短納期にも迅速に柔軟に対応していきました。基本は自分が担当した部分はやり切る、というところを意識してくれていたように思います。 また、国際展示であるため、もちろん現地ではブース来訪者に英語でのプレゼン・説明を実施。来訪者はJAPAN Pavilionという企画展示に惹かれてくる人も多く、必ずしも当社が展示しているサービスそのものに興味・関心がある人はむしろ少なかったですが、日本にはBBSakuraという会社があり、そういうサービスを海外でも展開しようとしているんだ、ということを知ってもらう機会にはなり、何よりも若手にとっては展示ブースで自分たちで調べて準備してきた資料を英語で説明する、という経験が自信につながったように思えます。 まぁそれにしても、立ちっぱなしのブース出展・運営と、巨大な展示会での他展示視察の両立はめちゃくちゃしんどく、なんか体力もついたように感じます。

おわりに

出展企業は当社のような初出展企業もいれば、出展経験豊富な企業様もおり、経験と改善を重ねるごとに良い出展ができ、良い成果が得られるように感じました。また、同様の機会を今後の若手メンバーにも提供することで、経験値向上とモチベーションアップにもつながるのではないかと思います。MWCへの継続的な視察はもちろん、今後もチャンスがあれば、JAPAN Pavilion出展にも是非参加していくのが良いと感じました。