代表のバトンを受け取りました

代表就任のご挨拶

このたび、BBSakura Networks株式会社の代表取締役社長に就任いたしました川畑 裕行(かわばた ひろゆき)です。

まずはじめに、これまでBBSakura Networksを支えてくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。 設立から5年を超え、次のステージへと進もうとしているこのタイミングで舵取りを任せていただくことになり、身の引き締まる思いです。

技術者としての原点とBBSakuraとの歩み

2015年にさくらインターネットへ新卒入社し、通信が大好きな技術者としてのキャリアがスタートしました。 この「通信」という技術領域は、今でも自分の根幹にあるものであり、技術者として、そしてこれからは経営者としての判断軸でもあり続けると思います。

2019年はBBSakura Networksの立ち上げにあたり、さくらインターネットから出向という形で参画し、以来「ショートメッセージサービス」や「Open Connectivity eXchange」といったサービスの立ち上げに携わってきました。 特にOCXは2013年から温められていた構想がようやく形になるタイミングでの参画となり、初期の設計・開発にはじまり、サービス提供体制の整備や事業戦略の検討・営業チームとの提案活動まで、いち開発者としての役割を越えて、徐々に事業企画全体へと関わりを深めていきました。最終的には開発責任者として、多くの同僚とともに試行錯誤を経てサービスを形にしていきました。

代表への転換と関わり方

これからも変わらず技術者として開発に関わり続ける気持ちで経営に臨もうと思っています。 技術が商売道具であるこの会社において、その意味や意図・本質を理解しないまま意思決定をすることのないよう、自ら手を動かし、日々アップデートを重ねていきたいと考えています。

会社規模や社会情勢の変化など、いつかは現場から一歩引いてより俯瞰的な判断を優先せざるを得ない場面が来るかもしれません。 しかし少なくとも今は現場に立ち続け、メンバーとの対話を重ねながら、エンジニアリングに根ざした判断をひとつずつ積み上げていく。 それが、この会社を少しでも前に進めていく力になると信じています。

最後に

私たちはまだ成長過程にある小さな組織ですが、その分柔軟で変化を受け入れられる強さがあります。 これからも社内外の多くの方と関係を築き、BBSakura Networksらしい形で社会に貢献していく所存です。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

2025年7月 川畑 裕行