はじめに
この記事はBBSakura Networksアドベントカレンダー2019の16日目の記事です。
ブログの内容
おはようございます。
2019年8月1日で設立された、BBSakura Networksで取締役COOをやらせていただいている山口です。
すでに一日目のアドベントカレンダーでチームメンバーの方がリモートワーク前提の会社でのコミュニケーションの現状について記載させて頂いていますが、今日はそんなリモートワーク前提の会社の BBSakura Networks で新しいチームメンバーを迎えるにあたって、どういう方なら一緒にやっていけるか社内に聞いてみたことについても共有したいと思います。
リモートワークを取り入れておられる会社、これからリモートワークの制度を取り入れようとしておられる会社の方、責任者的な役割を持っておられる方たちに、ちょっとでも参考になればと思います〜
BBSakura Networksは比較的多様性のある会社だと思う
多様性というと色々ありますよね。多様性というのは、ただただたくさん種類があるというわけではなくて、一定の傾向を持っているまとまりが、その状態を維持しつつ活動を続けている状態です。
もともとは生物学や環境学てきな用語の生物多様性から来ているのかなと思いますが、環境省さんによると「生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。」なので、ビジネス的の感じだと、個性的でありつつ連携をして目的を達成するために各自で変化と努力をし続ける状態ですかね。
ところで、BBSakura Networksですが、社員は東京に2拠点、大阪、北海道、(あとは各自の自宅)など拠点はあるけれども、同時にリモートワークもOKになっているので、拠点には必ずしもこだわらない働き方をしていると思っています。
さくらインターネットとソフトバンクグループのBBIXのジョイント・ベンチャーということもあり、社員も両方から来ています。ですので、元々やっていた仕事も、固定キャリア、ISP、クラウド事業者、IOT、MNOなど様々なところから集まってきています。
国籍は現在は日本、中国、インドですがこれからたくさん増えていきそうです。
こういった状態だと当然メンバー間の価値観も違いますし、同じ事柄についてどう考えるかについても全く違います。
しかし価値観を揃える必要性は全くないと考えていて、むしろ違いを生かしてそれぞれができることを最大限にやっていただけるように心理的安全性に配慮しつつ努力したいですね。
※ 心理的安全性で調べていたらめちゃくちゃしっかり書かれているQiitaを見つけたので興味のある方はどうぞ!
設立からまだ4ヶ月目ですが、そろそろ「アレアレ??なんか今まで普通だと思っていたこと何だけれども、お互いに話があわないぞ??」みたいな事も出てきていて、とても良いと思っています。
ぜひとも、「どっちかに寄せる〜」とか「それぞれの範囲で」ではなくて話をして理解し合っていきたです。
働き方
リモートワーク前提だと、どうしてもツールが多くなってしまうので、フロー情報については、Slackに連携をするなどして基本的には直接そのツールに触らなくても良いようにしたいと思っています。
出勤・退勤したタイミングもわからない(これはチームメンバーを守る立場の管理職としては良くない)ので、以前はタイムカードに出勤退勤を書いてもらっていたのですが、これがちょっとした手間でメンドイので、Slackに専用のコマンドを作ってSlackに書き込みをすれば、タイムカードに自動的に入力され、チャンネルにも出勤が記載されるので楽になったと実感できた良いものかなと思います。ちょっとした手間だからこそ無くせるもんなら無くしていきましょう。
基本的には顔を突き合わせるメンバーがあまりいない、いても特定の少数の方のみという環境なので、拠点メンバーの方が対面で良いコミュニケーションが取れているかというと実際にはそうでもないです。
他の人と音声や顔が見えるコミュニケーションを取るためには、基本的にG suite のmeetやSlack コール などを使っています。
このあたりの使い分けは、時間をきめて会議をする時にはmeet、ふとなにか気になって話がしたくなった時にはSlackコールみたいな感じなのかな?
さてさて新しいメンバーを募集したいんだけれども。。。
リモートワークできる!やりたい!と言って新しいメンバーに参加いただいたとしても、実際にはじめてみると、どういうタイミングだったかやその時のチームの構成等などによって、チームから支えるべきところが異なっていそうという気がします。
状態や状況は常に変化し続けているので、その都度ごとにしっかりやっていかないといけないですね。
リモートワーク適正・適性
チームメンバーの採用をするにあたって、どんな素養が必要なのかチームメンバーに聞いてみました。
言語的なスキルやぼくらがやろうとしていることの大前提としてネットワークについてのなどが上がってきたのですが、チーム自体がリモートワーク前提なので「リモートワークが問題ないこと」、適正・適性があることということが複数のメンバーから挙げられました。
リモートワーク適正・適性
「適正」とは、「適当で正しいこと」。例文として「適正な手段」「評価が適正を欠く」
「適性」とは、「ある事に適している性質や能力。また、そのような素質・性格」
具体的な項目を聞いてみると
- 人の声/表情が見えなくても不安にならない
- 不安になったとしてもちゃんと伝えたいことを伝える
- 気になったことは聞ける
- 複数の意味が含まれる場合は聞き返せる
- 文字だけではなく、他のコミュニケーション手段をもっている
とのことでした、リモートワークは比較的新しい働き方かなとも思います。
上記のことはインターネットを利用する際のリテラシに少し付け加えたものに近いですね。
表情が見えなくても不安にならない人もいます。表情が見えないと不安になるタイプの人もいます。不安になるタイプの方は、そうでない人に比べて、普段からストレスが発生してしまっているかもしれないので、適性はどちらかというと無いということになるかもしれませんが、自分がそういうタイプであれば、不安になったことを伝えることが大切ですし、チームメンバーが不安を伝えられるような雰囲気を常に意識するということも必要ですね。
リモートワーク文化醸成にむけて
Slackなどのコミュニケーションツールを使うと、今までのやり取りとは異なって、非同期でやり取りをするようになり、あとから辿れるようになるため、対面のフロー情報のコミュニケーションだけでは表面化してこなかったコミュニケーションの課題に向き合う必要が出てきます。これらの課題に向き合いリモートワークを円滑にするためには、必要になるシステムを使いこなせる能力、使いこなすための努力を続ける力ももちろん、広い意味でリモートワークの文化を醸成し理解しあうということも必要かもしれません。
会社側からの必要なフォローはもちろんですが、下記のようなことを相互に自発的にできるようになるとより快適にしていけるのではないでしょうか?
対面コミュニケーションが取れなくても過度なストレスにしないようにする
→ ネガティブな思考に向かいそうになったら対応できる
自律して仕事をする
→ こまかく指示受けなくても大丈夫!
慮ることができる (悪い意味での忖度は不要だよ!)
→ リモートの人もいれば、集まって仕事をしている人もいるよ
リモートワークの良いところに目を向ける
→ 課題もたくさんありますが、良いところをみましょう!
だいぶリモートワークの話になってしまいました。僕自身は会社を引っ張っていく立場になって、最近思うのは会社やチームは、まるでいきもののようだなということです。
いきものには心臓の役割をもっている細胞チームも、肝臓のように必要な物質を生産する細胞チームなどもたくさんありますよね。それらに何らかの外的刺激があった時に普段どおりの自分のチームだけが健康で万全な仕事をしていたとしても、体全体でみるとよりよくない状態になってしまうというのはよくあることです。(詳しくははたらく細胞15話でも見てくださいw)
会社組織もそれを構成していると自分自身どちらもヘルシーな状態にたもつ為にはどうしていけばよいか、できたばかりのBBSakura Networks ではまだまだいろいろな課題があります。そういった課題をチーム全体が自分ごととして解決していき続けられるような環境にしていきたいですね。
とりとめのない話になってしまいましたが。